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大気汚染に苦しむ企業


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大気汚染は中国の企業にどんな影響を与えたのか?

 

1 コストを度外視して在庫を増やさなければならない

深刻な大気汚染で視界不良になり、高速道路は頻繁に通行止めになる。そのため、企業はやむなく在庫量を増やす。中にはコストを度外視して社内の在庫管理システムを完全に変えてしまった企業もある。通常なら、企業は常に原材料と完成品の在庫をできるだけ少なくしようとするものだ。

 

2 出張日程が狂う

視界不良が原因で、北京、上海、成都などの空港で定時離着陸率はわずか2、3割で、日本、韓国、インドなどの7割より遥かに低い。これで多く人たちの出張日程を狂わせた。これによる損失の算出は難しい。

 

3 地方政府の急な政策変更に苦悩する企業

大気汚染対策の重要度が増す中、地方政府は時に急な政策変更をすることがある。日本メディアの報道によると、2013年8月14日、江蘇省南京市は空気汚染を理由に、日本の太平洋コンクリートが現地で設立した合資子会社に対して、2014年末までに工場を閉鎖するよう行政命令を出したという。

 

4 引越を迫られる工場

多くの地域で工場移設が頻繁に行われている。市内より、都市から遠く離れた場所に移動させられる。しかし、市内で製造しなくても、その分郊外で製造される。汚染はリレーのように、ある地域から別の地域に移る。唐山を例に取ると、唐山市内にある鉄工所が立て続けに閉鎖したのに、2013年中国の粗鋼生産量は2012年より6.6%増えている。

 

5 外資企業は人材を留めるのにますます骨が折れる

外資企業の中で中国を離れ始めている人たちがいる。オランダのノキア本社が派遣した駐北京営業部門の上級幹部は空気汚染を理由に、2013年4月に家族とともに帰国した。中国に行ってくれる上級幹部を確保するのに、BMWもかなりの労力を費やした。北京のEU商工会議所のメンバー企業を対象にアンケートしたところ、42%の企業は人材を慰留するのに苦労していると回答している。

 

6 旅行会社に打撃

海外観光客の中国観光にも影響が出ている。中国国家旅遊局が公表したデータによると、2013年の入国海外観光客数は2012年より5%減少した。重度な大気汚染が頻繁にメディアに報道される北京市は特に影響が大きく、減少幅は15%に達した。

 

7 企業は社員のモチベーションに高いコストを払う

長期間視界が悪い状況が続くのは気分的にいいものではない。企業は社員のモチベーションをあげるため、あの手この手で社員を安心させようとする。例えば、オフィスには空気清浄機を設置し、社員にマスクを支給するなど。しかし、そもそも重度な大気汚染が続く中、社員の気分をあげるのはそんなに容易なことではない。

 

8 屋外作業は停滞する

重度な大気汚染が原因で、一部の屋外作業は遅延せざるを得なくなる。大気汚染がひどい日、人々は屋外作業を控える。例え屋外作業をやるにしても、全員マスク着用で作業に当たらなければならない。

 

元記事:http://media.sj998.com/html/2014-02-27/437105.shtml

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