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ある交換留学生の嘆き


 

01私は交換留学生として台湾で半年ほど勉強した。台湾文化に対する考え方は、3つの段階を経ながら少しずつ変わって行った。

台湾に来て間もない時、台湾人の礼儀正しさと素養の高さに、私は少なからず驚いた。コンビニに買い物に行く時、店員は両手で商品を手渡し、私に軽くお辞儀しながら“ありがとうございました”と言った。例え弁当ひとつを買いに来た老人に対しても、雑談に応じ、親しみを込めてお礼を言う。どのバスに乗るか迷う時、誰か親切な人が目的地まで連れて行ってくれる。うっかりカバンの口を閉め忘れても、持ち物が無くなる心配はない。地下鉄の優先席は、例え車内がどんなに混んでいても、そこに座る人はほとんどいない。観光地だろうと、駅だろうと、みんな順序良く列を作り、先を争うことはない・・

最初、台湾と比べると、大陸の人の素質はあまりにも酷過ぎると思った。そんなギャップは一体何年経てば、台湾に追い付けるのだろう。

徐々に台湾の一員になった私も、“ありがとう”と言う習慣を身に付け、行列に並ぶことも、笑顔で人と接することも、自然とできるようになった。私はもう観光客ではない。私は台湾の住民になった。

その時、私は気付いた。実際、みんな同じなのだ。

学生がいっぱいのバスでは、車内は同じように騒がしい。地下鉄で不注意で人とぶつかった時、相手からにらまれることもある。乗客を騙すタクシーもある・・人の本性はどこでも同じた。その時から、私は台湾もそれほどでもないと思うようになった。

その後、私が台湾を離れ、再び大陸の地を踏んだ時、“やはり何かが違う”と思った。

上海浦東空港では、掃除の作業員はなかなか上がらない給料の愚痴を大声で言う。青島の流亭空港では、トイレの壁にチラシがたくさん貼られていた・・これらは、台湾ではありえないことだった。

最終的に、私はやはり台湾にも素養のない人はいるが、素養のある人は大陸より遥かに多いと認めざるを得なかった。人の本性は同じと言っても、彼らは他人を尊重することを知っている。台湾の街には綺麗で豪華な高層ビルは少ないが、しかし大陸よりずっと綺麗で整然としている。

台湾と比べると、大陸は成金のように見える。派手さでは台湾に負けないが、細かいところでのこだわりがなく、清潔好きでもない。大陸の人は、性格が実直で裏表がないところがいいけど、少し教養に欠けるところが残念。そういう人も悪くないとみんなは言うが、心の底から尊敬し、好きになることは少ない。

他人の長所を見て、自分の短所を補う。教養素質の面では、大陸と台湾には依然長い距離が横たわっている。

 

元記事:http://m.chinanews.com/s/hr/2014/03-17/934668.htm

 

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