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なくならない“最低消費”


 

1消費者がレストランで個室を予約する時、よくレストランから一人当たりの“最低消費額”を言われることがあり、消費者は仕方なくそれを受け入れるケースがある。

近日、中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁が公表した「飲食時の節約履行と浪費反対の奨励に関するパブリックコメント」では、レストランが“最低消費”を設定することを禁止し、飲食の無駄をなくす努力をした消費者に対して表彰と奨励を行う旨が記載されている。

その前に最高裁判所も、飲食業が“個室に最低消費額を設定する”ことは、優位な立場を悪用した違法契約にあたり、消費者はそれを訴えることができるとの見解を示している。

法律による規制があるにも関わらず、最低消費額は依然なくならない。

昨日、記者が上海市内のレストランを調べたところ、一般庶民が利用する店は最低消費額を設定するケースは少ないが、高級レストランになると、個室を予約する際は依然最低消費額を求める現象が確認された。中には、最低消費額と言われないように、“最低消費延べ人数”と言い換える店もある。

あるレストラン経営者によると、最低消費額がなくならないのは、サービス品質を確保するためだという。これは飲食業界ではずっと前から暗黙のルールとなっている。近年、レストラン業界全体の業績が下降傾向にあり、サービス品質も低下している。そこで、最低消費額を設定することで、必要な店員数を確保し、それによってサービスの品質を改善する狙いもある。

この考え方は飲食業界では共通の認識のようだ。記者がレストラン予約代行サービスに電話し、市内で10名前後を収容できる個室で最低消費額の設定がないレストランを問い合わせたところ、オペレーターは記者に対して、検索した結果、ほとんどのレストランの個室は一人当たり100元(1600円)〜500元(8000円)の最低消費額が設定されており、最低消費額の設定がないレストランは基本的に見付からないと告げた。

ずっと以前から、消費者から最低消費額の設定をなくして欲しいとの声があったが、現実は一向になくなる気配はなく、その根本的原因は“ニーズがある”からだ。

ある高級レストランの内部者によると、平日の個室予約はほとんどが接待で、彼らは最低消費額のことをあまり気にしない。高級ワイン1本や、ナマコ料理1品を注文すれば、だいたい“目標”に届くので、最終的な消費額は最低消費額を遥かに超える。

それに比べて、普通家庭が個室を予約する場合、最終的な消費額は最低消費額をわずかに上回る場合が多く、ひと目でギリギリに合わせたと分かる。

最低消費額の存在は公費接待の現状を浮き彫りにした。一部のビジネスマンにとって、高級レストランで接待することは面子の問題であり、個室でもてなすことで相手に対して尊敬の念を示すとともに、もてなす側の虚栄心を満たすことにもなる。実質上、この問題は資源浪費の問題以外に、人々の虚栄心や競争心を助長する一面も持っている。

 

元記事:http://sh.qq.com/a/20140321/004017.htm

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