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国際化した騰訊と国際化しきれない微信


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微信支付は徐々に一般的な支払手段になりつつあり、いまでは多くの場面で微信を使って決済することが可能になった。タクシー代の支払、コンビニでの買い物、微信支付が店舗の公式サイトに組み込まれるようになって、微信支付は確かに便利になった。しかし、外国人が微信支付を使えないことを知ってるひとは意外と少ない。

 

微信支付ーーやっと外国人に開放

旧正月の時に流行った微信年玉をまだ覚えている人は多いだろう。筆者もその時便乗してたくさんの微信年玉をゲットした。旧正月が終わって、私はお年玉を現金に変えようとして、振込先の銀行口座を登録しようとしたら、それができないことが分かった。私は台湾人で、銀行口座を登録する際に身分証明書が必要で、当時は“台湾籍”を選択することができなかったので、銀行口座を登録する画面に到達できなかった。

その後、微信からゲットしたお年玉は銀行口座を登録しなくても、直接携帯電話の通話料としてチャージできるとの回答があった。その後、微信は確かに支払機能を改良し、通話料チャージが可能になった。しかし、私のお年玉はずっとネットのどこかで眠り続けている。4月に携帯電話を変えたので、再び銀行口座の登録を試みた。証明資料の種別に“帰省証”を選んで台湾のパスポート番号を入力したが、書式が違うと弾かれた。さらにこれまで使った台湾パスポートの番号を全部試してみたが、全部ダメだった。

その後、このことを香港の友人に話すと、彼女は香港の身分証明書も使えないと教えてくれた。ずっと最近になって、微信支付に“台湾証”の選択肢が現れ、私はやっと微信支付を使えるようになった。

微信支付は2013年8月にリリースされたが、その時、外国人と香港、マカオ、台湾の同胞は使えなかった。ずっと今年5月になってやっと使えるようになった。ここまで10ヶ月もかかったことに対し、待ちくたびれたとしか言いようがない。

 

微信公式サイトーーなぜコメントできない?

今年4月末、外国人の友人がどうやって公式アカウントを申請できるかを尋ねて来た。彼は健康食品の公式サイトを開設しようとしていた。私は彼に”そんなことは簡単だよ”と言い、申請資料の翻訳を引き受けた。しかし、私は間違っていた。これは全然簡単ではなかった。

公式アカウントを申請するのに、身分証明書が必要で、所在地の都市名の欄で“中国台湾”を選択した。今回はたぶん大丈夫だろうと思った。

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都市名を選び、身分証明書を入力しようとしたら、入力画面に“身分証明書の書式が違います。または18歳未満の可能性があり、再入力してください。”との表示が現れた。

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私はまた微信支付と同じことを繰り返した。台湾の身分証明書番号、台湾パスポート番号、運転免許証番号を全部試したが、全部ダメだった。そこですぐに微信の営業担当にメールを送り、この問題について早く対策を講じるように要請したが、いまのところまだ返事がない。

 

微信の国際化が不十分

外国人は支付宝を使うことができる。手続きがちょっと複雑だが、ネット上に分かりやすい手順が掲載されており、専用の問い合わせ窓口もある。支付宝はVISAカードにも対応している。このほか、中国人でも海外のPaypalを利用することができ、手続きもそんなに難しくない。もし、微信支付が決済サービスでシェアを獲得したいのなら、海外市場にも素早く対応すべきであるのに、微信はずっと遅れを取っている。

ただ、公式アカウントの問題に関して少し理解できる部分もある。もしかすると、微信は外国人が公式サイトを使って過激な発言をするのではないかと恐れているのかも知れない。しかし、多くのブログサイトやSNSサイトでは外国人の登録を可能にしており、しかも中国人と同様に発言できる。なぜ、微信はそれができないのか?

2013年に騰訊は約300万人の外国人ユーザーを抱えており、騰訊がグローバルなプラットフォームを構築しようとしているのに、外国人への対応を忘れている。国際都市となった深圳では、街中で外国人を見かけることが極普通のことである。その深圳に本社を構える騰訊は、国際化の重要性を充分分かっていたはずなのに、国際化の面では見本になれなかった。

 

元記事:http://www.leiphone.com/wechat-not-international.html

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