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980万円の宇宙旅行に40人余りが申込


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淘宝旅行は宇宙探検公司SXCの中国総代理店と提携し、個人向け宇宙旅行のオンライン販売を開始した。今回は3つのコースの宇宙旅行が発表され、それぞれの価格は59.9999万元(980万円)、138.5999元(2200万円)と62.9999万元(1000万円)。3コースの違いは主に飛行高度と出発時間が異なる点で、最も安い“初飛行宇宙士”コースは、高度61キロまで上昇し、2015年に就航する。
SXCの宇宙旅行は2013年の年末から中国で販売を始め、現在40人あまりが契約書にサインしている。“こんなに早く商業化できるなんて、全くの予想外だった。今後3年から5年の間に、個人宇宙旅行は普通の観光商品になるだろう”とディスカバリー旅行会社の副総裁トシオンは述べた。

 

60万元からの宇宙旅行

今回の個人宇宙旅行はアメリカXCOR社が開発したLynx号新型低軌道宇宙飛行船で、毎回1名の宇宙士と1名の乗客を載せることができる。乗客は宇宙服を着用し、頭にヘルメットを被り、宇宙士の助手席に座る。

調べによると、18歳以上で、心身ともに健康の人は誰でも申し込むことができる。身長の上限は2メートル、体重の上限は125キロで、申込後、健康に関するアンケート、健康診断と飛行当日の検査が行われる。このほか、個人宇宙旅行に行く前に、申請者は公式の宇宙士研修を受けなければならない。この研修は、アメリカとロシアにある研修基地のいずれかで行われる。研修は4項目:疑似飛行訓練、無重力訓練、戦闘機に乗っての高速飛行訓練、超重力体験。

この3コースの料金には、出発3日前に宇宙センターに行くまでの費用と宇宙飛行の費用が含まれる。昨日午後、SXC副総裁のトシオンは記者にこう紹介した:“60万元と63万元の2コースに研修費用は含まれておらず、研修費用には別途7万元(110万円)かかる。また、宇宙遊泳に人数制限はない。”

注意すべきは、138.6万元コースの乗客だけがLynx2号に乗って大気圏(高度約100キロ)を脱出することができる。大気圏外に入った乗客は、宇宙空間で5、6分宇宙遊泳を楽しみ、地球表面の1/3を見ることができる。その後地球に戻り、全行程は約1時間程度。60万元コースの乗客が乗るのはLynx1号で、最高飛行高度は61キロである。

 

40名が申し込んだ

もし乗客が138.6万円コースを選んだ場合、飛行時間が1時間で計算すると、1分あたり2.3万元(37万円)を使う計算になる。

長い間、宇宙旅行は少数のリッチマンの娯楽でしかなかった。2001年、アメリカの億万長者デニス・アンソニー・ティットは2000万ドルを注ぎ込んでロシアのソユーズに乗って国際宇宙ステーションに行って、世界で初めて個人で宇宙旅行に行った人となった。これまで、ロシアは7名の観光客を宇宙ステーションまで運び、全員膨大な金額を払っている。

もちろん、これら超高額宇宙飛行はすべて軌道飛行で、国際宇宙ステーションは軌道飛行の拠点となる。今回ディスカバリー社が代理店となるのは低軌道飛行。

2013年12月末、ディスカバリー旅行会社はSXC個人宇宙旅行を中国で販売を始め、現時点ですでに40名あまりの申込があり、それぞれ北京、上海、貴州、四川、江蘇、浙江などからの申込である。予約したのは主に中年企業家を中心とし、彼らは子どもの時から宇宙に対して夢を抱いていた。ほかには熱狂的な宇宙ファンもいる。“あるお客様はすでにパイロット免許を所持しており、商用ジェット機を操縦できる”とトシオンが教えてくれた。さらに、申込客の中に女性も混じる。彼女らはこの宇宙旅行を通じて若い世代に“女性でも時代の最先端に立てる”ことを証明しようとしている。

 

SFの夢が一気に実現へ

乗船費用よりも、安全は宇宙旅行の発展にとってキーポイントとなる。今のところ、宇宙旅行会社SXCはまだ世界で乗客を募集している段階で、つまり宇宙船Lynx号はまだ正式に運行開始していない。

これについて、ディスカバリー社は、過去10年の中で、XCOR社はロケットエンジンを安全に起動/停止した回数は5000回を超え、テスト回数はあらゆる機関より多いと強調する。今年9月ごろに、宇宙船Lynx1号は初めてのテスト飛行を世界に公開する予定である。

トシオンによると、アメリカ宇宙局はアメリカの民間企業に対して密な情報公開に努めており、国も民間宇宙旅行産業を全面支援しているという。それに比べて、中国の民間企業が宇宙分野への関与は比較的限られている。従って、個人宇宙旅行に参入しようとした時、元々2014年を普及活動の期間にしようとしていたので、直接公に宣伝するのではなく、各国の旅行会社を通じて知名度を上げようとしていた。“思った以上に社会やメディアの関心が高く、しかもすぐに商業化に漕ぎ着けた。これは中国民間のSF市場が相当な潜在力を持っていることを示している”とトシオンは述べる。

宇宙旅行の将来に対して、アメリカ宇宙開発局の元担当官ヨハン・マンスフェルトは3つの“100倍”を提唱したことがある:費用を100倍安く、安全性100倍高く、効率100倍高く。

 

元記事:http://news.hexun.com/2014-06-11/165585207.html

 

 

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