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“人畜無害”のLINEはなぜブロックされたのか?


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7月2日から、多くの中国大陸ユーザーは携帯電話のLINEにログインできなくなった。LINEでメッセージを送ろうとすると、“ネットワークに接続できません”と表示され、メッセージはずっと“送信中”のままだった。LINEの公式サイトLine.meもログインできなくなった。

LINEは新浪微博(中国版Twitter)の公式アカウントから発表したお知らせは、24時間経った7月3日までに我々が見た唯一の正式な情報だった。“現在LINEの中国ユーザーにはアクセス障害が発生しており、我々は障害回復に向けて最大の努力をしています”。

7月3日早朝10時まで、このお知らせはネット上で4400回シェアされ、コメントも5400件以上寄せられた。その中に、多くは海外に恋人を持つ人たちの声だった。“泣き過ぎてトイレで倒れそう・・LINEがないとどうにかなりそう。彼氏と楽しくチャットすることができなくなる。ショートメッセージは料金が高いんだから、速く直して!!”

しかし、もしこれを本当に修理できる技術的な障害と思ったら、それはあたなが“too young too simple”(若過ぎる、単純過ぎる)だ。多くの人たちはVPNなどを使うとLINEが通常に使えることに気付いている。言い換えれば、事の真相はLINEもその友達のTwitter、Facebook、Googleと同じように“グレート・ファイヤー・ウォール”(中国の検閲システム)にブロックされたのだ。

韓流ドラマ“惑星から来たあなた”でようやく中国で人気が出始めたLINEは“人畜無害”と言われているのに、なぜブロックされることになったのか?ここに少し原因について考えてみよう。

 

1 単純な技術問題

国内著名なITブロガー“月光博客”は7月2日のブログで、LINEは敏感なキーワードに引っかかってブロックされたと分析している。

“私の分析では、LINEが中国国内からアクセスできなくなったのは、いわゆる“LINEのサーバー故障”が原因では全くないと見ている。本当の原因は、LINEがブロック対象となるキーワードに引っかかったからで、そのキーワードとは“.line.me/”(LINEのドメイン)。そのため、LINEにアクセスするためのアドレスがすべてブロック対象となってしまった。

現在、一部のLINEユーザーはログインまでできるようになったが、メッセージの送受信は依然できないままである。ある人は、ネットワーク設定でDNSを“8.8.8.8”に変更すると送受信できるようになると言っているようだが、もしVPNなどのツールが使えない国際恋愛の人たちは、これを試してみるといいだろう。

 

2. シビアなキーワードが原因?

日本の読売新聞の報道によると、5月下旬から6月20日までの間、LINEでは303件のアカウント乗っ取り事件が発生し、そのうち3件は経済的損失に発展している。いまでも、犯罪者たちはまだLINEに潜伏しており、次の機会を窺っている。このため、日本ではその撃退法として返事に”天安門事件”と入力するのが紹介されている。下の写真で白の吹き出しが犯人、緑の吹き出しは普通の日本ユーザー。

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この写真では、私たちが誰でも知っている5文字(天安門事件)を入力すると、詐欺アカウントは本当に会話から退出した。

この写真はSNSなどで広まり、多くの日本ネットユーザーは面白がってマネした。しかし、このようなシビアなキーワードが“グレード・ファイヤー・ウォール”に見付かると、面白いでは済まされない。

なぜ日本ネットユーザーがこのシビアなキーワードを使って詐欺アカウントを退治しようとしたのか知る由はないが、もしこれが原因なら、大陸のユーザーはもう成す術はない。

 

3 準公式見解

“準公式”と言ったのは、実際LINEが中国でネットワークのバックボーンに接続するには、豌豆莢が運用代行するサーバーを経由しなければならない。

豌豆莢の関係者によると、彼らは前日ユーザーから接続できないとの申告を受けており、その後LINE中国とその本部と調査と復旧作業に取りかかったという。“いま作業自体はまだ進行中で、まだ確かな原因を突き止めたわけではなく、正確な復旧予定時間もまだ言えない。”

今回の通信遮断がシビアなキーワードとの関連について尋ねたところ、豌豆莢は、“これについて、いまのところこれ以上の情報はない”とだけ述べた。

丁度明日は7月4日、LINEは上海の商業施設K11で実店舗”LINE FRIENDS”がオープンする日だ。まさか、開店セレモニーでロウソクを付ける(※)人はいないだろうね?

 

※中国で死者を弔う時にロウソクを付ける。

 

元記事:http://www.yicai.com/news/2014/07/3988418.html

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