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上海:人民公園お見合い広場が廃止に


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ウワサを聞き付けてやって来た親たち、結婚相談所の人、ボランティアと女性の“サクラ”や違法仲介業者が入り乱れて、訳が分からない。

人民公園お見合い広場は、上海での知名度は相当高い。しかし、近年は女性の“サクラ”と違法仲介業者も出没するようになり、彼らは手数料をもらいながらウソの情報を流し、元々非営利目的のお見合い広場が徐々に変質して行った。

人民公園お見合い広場側は、8月5日に“お見合い広場、商売の場にしていいのか?”と題する記事を発表し、その中でお見合い広場のルールを定めた。合わせて、区役所、工商部門、民政部門、町内会などが連携して違法仲介業者の取り締まりを強化した。しかし、その直後、人民公園は突然お見合い広場の廃止を発表した。

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ボランティア仲人たちが途方に暮れる

8月9日土曜日早朝、林先生と彼女が率いるボランティア仲人隊がいつものように人民公園にやって来た。しかし、この日、彼女らはイライラしていた。丁度1週間前、人民公園お見合い広場で違法仲介業者が来場者からお金をだまし取ったとのニュースが流れ、林先生が仲介したカップルたちも自分たちの親が騙されたと思い込んでいた。これはお見合い広場の創始者である林先生にとって受け入れ難いことだった。

さらに受け入れ難いことに、彼女は仲間たちと一緒に公園管理室に預けていた日傘と椅子を取りに行くと、管理室のドアが堅く閉ざされていた。ある責任者は彼女を見付けると、“林先生、これから公園でシートを広げることができなくなったので、もうお見合い広場は辞めた方がいいよ。”と声を掛けた。

林先生は一瞬固まった。9年間ずっと続けて来て、100名近くの親たちによって受け継いで来たこのお見合い広場が、違法仲介業者のためになくなっちゃうの?

林先生は人民公園お見合い広場の栄枯盛衰をずっと見守って来た。2005年に始まり、当時お見合い広場には100名程度の親たちしかいなかったが、そこは純粋にお見合いの場所だった。9年後のいま、広場はお見合いに来る人たちでごった返し、当初の純粋さはすっかり消え失せた。

“創始者は少なくとも6人いるが、中には当時お見合い広場を作ったことを後悔している人もいる・・・”。林先生は9年間続けて来たが、最近彼女の気持ちは揺らぎ始め、ボランティア仲人隊を解散しようとも考えていた。

彼女によると、違法仲介業者たちは不正に場所を占領し、詐欺行為を働き、逆にボランティアで仲人活動をしている彼女らを疑う親たちも出始めた。このベテラン仲人は初めて心が折れそうになった。

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お見合い広場がなくなって、親たちはどうする?

いま、林先生の仲人隊には10数名のボランティアが所属しており、1チーム4人、土日に4シフトを組み、無料で子どもを登録したい親たちの対応を続けている。林先生のチームに所属する蔡先生と孫先生は、“親たちのために何かをしてあげたいだけ”と口を揃えるが、彼らが対応した親たちの中には、子どもの結婚のことで夜も眠れない人もいるという。

現場の取材で、63歳の李ばあさんにインタビューすることができた。彼女は、“お見合い広場がなくなると、どうやって息子に嫁を探してやればいいのか?”と嘆く。結婚相談所の費用は高過ぎるし、本人でないと手続きしてくれない。彼女が将来の嫁を探しに来たことは、息子に内緒である。李ばあさんは今年初めから人民公園に嫁候補を探しに来ていたが、いまのところまだいい人を見付かっていない。

“お見合い広場が廃止になったら、親たちにどうしろというのか?”林先生は悲しくなった。“私たちも違法仲介業者を取り締まって欲しいと思っている。でも、私たちと親たちにも居場所が必要なのよ。”

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元記事:http://sh.qq.com/a/20140826/054639.htm

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