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カップル 車でロンドンから成都まで15000キロ走破


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■半年前から通過国のビザを申請

7月17日、1台のジープ・チェロキーがイギリスのロンドンを出発し、フェリーに乗り、ドーバー海峡を渡ってフランスに上陸した。車に乗っているのは、90年代生まれのカップルーー楊雨昇と尹丹である。

楊雨昇は成都なまりが抜けない若者で、“お茶飲みながら麻雀をやるのが一番好きな時間だ”と話す。今回、彼らは7年間のイギリス留学生活の思い出を作るため、ヨーロッパ、アジア大陸の13ヵ国を経由し、ロンドンから車でふるさとの成都に帰ることにした。

楊雨昇と尹丹は成都外国語学校で知り合った。16歳の時に相次ぎイギリスに留学し、高校、大学、研究生のカリキュラムを修了した。学業が終わると、旅行が大好きな楊雨昇は車を運転して帰国することを思い付く。2013年に車でフランスやベルギーに行き、そのための練習もバッチリだ。“僕は2010年に運転免許を取得し、2012年にイギリスの免許に合格した。出発の日まで、イギリスで62000キロを運転した。”

スムーズに帰国できるように、ふたりは公認会計士と金融アナリストのカリキュラムに申し込み、もう1年留学ビザを取得した。さらに、今年1月からビザ申請の準備に取りかかった。“イギリス・ナンバーと免許証があれば、ヨーロッパ内はどこでも行けるので問題ない。それ以外に、ロシア、カザフスタン、キルギスなどの国のビザと車両入国許可を申請した”。楊雨昇はジープの最後列のシートを外し、自分で荷物入れのボックスを取り付け、中にテント、荷物とガソリンを入れた。

 

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■3回の故障を乗り越えて

6月16日、ふたりは期末試験が終わると、一度成都に飛び、ついでに7年間のイギリス生活で使った荷物をすべて船便で送った。

7月9日、ふたりは再びイギリスに戻り、旅の最後の準備に取りかかった。“これまで、いろいろな事情で実家で月餅を食べることができなかった。今年は絶対中秋節の前に成都に帰らなくっちゃ!”

7月27日、ふたりは3658キロを走り、EU圏を出て、エストニアからロシアに入った。

モスクワで車が初めて故障に見舞われた。楊雨昇はそれを予感したのか、前日に車の故障保険に加入していた。

8月1日早朝、ふたりがモスクワ市内のあるガソリンスタンドに入った時、車の下からガソリンが漏れ、ボンネットから煙が上がっていた。“エンジン切るのが怖かったので、消化器を持ちながら車の横で保険会社に電話した”。

8月6日になって、ようやく車が直った。

8月12日、ふたりはカザフスタンのアスタナから一気にアルマトイまで行くことを決めた。この2都市の間にホテルがないので、ふたりは夜の砂漠を走り抜け、24時間で1200キロを走破した。ホテルに近付いて来たところで、2回目の故障が発生した。20キロの間に8回エンストし、アクセルが効かなくなった。

2回の故障を経験した楊雨昇は、徹夜でエンジンの説明書を読み、エンジンの構造を頭に叩き込んだ。ウルムチで3回目の故障が起きた時、修理店の人も原因が分からないのに、楊雨昇は逆に“技術指導”となり、問題を解決した。

 

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■年末に車を売って成都に定住する

時差がどんどん縮まり、ふるさとまでの距離が徐々に近くなる。中国国境の標識を見た時、尹丹は興奮を抑えることができなかった。この若い娘はイギリス留学中、年に2回成都に帰るが、いろいろな事情で7年間両親と中秋節を過ごしたことはなかった。“早く成都に帰りたい”!”

ジープが外国のナンバーを付けているため、中国に入国する際に保証金を払い、3ヶ月有効の臨時ナンバーを取得しなければならない。“新疆から天津まで、11月18日まで(有効)”。楊雨昇は11月に天津港から車をイギリスに送り返し、売却するつもりだという。

9月3日21時30分、ふたりは高速道路に乗って成都に到着した。双方の両親はずっと家で首を長くして待っていた。

楊雨昇の父親はずっとふたりの行程に注目していた。彼は微信の友人グループにアップされたふたりの旅日記をコピーし、別の掲示板に逐次更新した。

楊雨昇が通う大学の校内SNSでもふたりの行程を逐次伝えていた。“友達から聞いたけど、このことはイギリス留学中の留学生たちの間に広まっている。これから、留学生の中に車で帰国する人が増えるんじゃないかな?”と言いながら、ふたりは互いを見つめ合って笑った。

 

元記事:http://news.chengdu.cn/content/2014-09/06/content_1531858.htm

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